京都の文化の中心上京区
上京区は京都市の中心に位置する長方形の区です。面積が7.03k㎡と下京区に次いで2番目に小さく人口は約8万4千人です。東側と西側にそれぞれ流れる鴨川と紙屋川、北側の鞍馬口通、南側の丸太町に囲まれています。南部には京都府庁や京都府警の本部がある、京都の行政の中心地でもあります。
自然環境的には国民公園である京都御苑や綺麗な水の流れる鴨川、天神信仰の中心である北野天満宮が置かれるなど緑の多い静かな環境がある街です。京都御苑は宮内庁京都事務所や環境省御苑管理事務所があるほか、緑が豊かでグラウンドやテニスコートがあるなど市民の憩いの場ともなっています。京都最大規模の緑のオープンスペースがあるので休みの日にファミリーがシートを敷いてくつろいでいる姿も見られます。また、東に流れる鴨川では住民がランニングしていたりと、健康的に生活できる環境が充実している印象です。
北野天満宮をはじめとする社寺は都会のオアシス的存在としても歴史の伝承建築物としても重要な役割を果たしています。さらに、歴史文化的には京都の文化を代表する茶道の三千家や西陣織が生まれた場所であり、様々な芸術、美術、文化が創造されてきた歴史があります。上京区の真盛町から社家長屋町に位置する花街である上七軒も残っています。また芸妓さん舞妓さん合わせて31人が活躍しており京都の文化の中心でもあります。
また、京都府立文化芸術会館を有するなど、昔からの芸術、美術、文化が今も受け継がれています。そうした歴史的文化を背景に学術文化も発達しており、有名大学や歴史資料館、考古資料館も有しています。それらは、京都内だけに収まらず、国内外の多くの研究者や学生が集まり、国際的な学術交流が活発に行われています。それに伴い、教育環境も充実し、学区ごとでの教育活動が熱心に行われています。
「京都らしさ」を重視するなら上京区の賃貸がおすすめ
上京区の賃貸相場はひとり暮らし向け物件(1K)で約4.2万円、ファミリー向け物件(2LDK)で約10.6万円と繁華街に近いのにも関わらず比較的安い価格です。もちろん相場なので、もっと安い価格で借りられる物件も豊富にあります。特に古くから人が住む街なので、古い物件は広いにも関わらず安くで借りることができます。しかし、耐震性やセキュリティなど脆弱な物件もあるので、そのあたりは注意してみなければなりません。
交通アクセスに関しては、京都市営地下鉄烏丸線の鞍馬口駅と今出川駅があります。鉄道自体は少ないものの、バスが発達しているので通勤通学も不便だと思うことは少ないでしょう。大通りは道が広いところも多く自転車も利用しやすいので、自転車通勤・通学をしている人もいます。
次にひとり暮らしの人が気になる治安ですが、京都府庁や京都御苑、さらには京都府警の本部があるので、警察の巡回が多く安心できます。気になる方は、高層マンションやオートロック付きのマンションを選ぶとさらに安心です。女子学生専用のマンションもあるので、はじめての一人暮らしをする女子学生はそういったマンションを選ぶのも選択肢の一つです。
景観的には歴史ある文化が今もまだ息づいているため、昔からの風景が残っているところが多く、レトロな雰囲気が好きな方や「京都らしさ」がある風景が好きな方にはとてもおすすめの場所です。日本の文化でもある西陣織や茶道の三千家も上京区から生まれた文化ですが、今もまだ現役で残っています。さらに12の国宝をはじめとする歴史遺産も所有しており歴史好きにもたまらない風景がある街です。
このように上京区は緑が多く古都京都の昔からの風景が今も残る、治安と環境も抜群の街です。