京町家賃貸物件

京都らしい住まいに暮らす、
京町家賃貸特集

京都らしい伝統的な建物の京町家。こちらのページでは、昔ながらの京町家からリノベーションされた再生京町家まで様々なタイプの物件を集めましたので、ぜひお役立てください。

京町家の特長を学ぶ

京都の伝統・文化・歴史を感じられる京町家。建物には自然とうまく付き合っていく為に採光・風通し等素晴らしい工夫がされています。

京町家の基礎知識

京町家や京町屋の特徴を説明

京町家と言ってもその定義は様々で統一された見解はありません。一般的に敷地形状は、『うなぎの寝床』といわれるように奥行が長く、構造的には『伝統工法』と呼ばれる木組で建てられた建物を京町家と呼んでいます。また、「きょうまちや」と読む場合は京町屋とも記されます。その場合、住居としてみる場合は、『町家・京町家』、店舗としてみる場合は、『町屋・京町屋』と表記されることが多いです。近年では、住宅物件やカフェ、雑貨店等として使用されるほど人気があります。

外から見る京町家の特徴

京町家の特徴を説明する外観

  1. 出格子の画像

    1出格子

    軒下や庇から突き出ている格子。光や風は通し、外からの視線は遮る。祭り等のハレの日にははずされ、通りと一体になります。

  2. 2鍾馗さん(しょうきさん)

    唐の玄宗皇帝の夢に現れて鬼を退治したという中国の故事に由来する魔除けの神様です。疫病を防ぎ学業成就に効があるとされています。

  3. 虫籠窓の画像

    3虫籠窓(むしこまど)

    京町家特有の厨子二階(低い二階)等にある、塗り壁の窓の形。形が虫籠のように見えることから呼ばれるようになりました。

  4. 4一文字瓦(いちもんじかわら)

    軒先の瓦の下端が切り落としたように真一文字になっている、京町家の特徴。町並みに統一感をもたらし、すっきりとした印象になります。

  5. 駒寄せの画像

    5駒寄せ(こまよせ)

    軒下を囲う低い柵。元々は荷物を運んできた牛や馬をつなぐために設けられていました。

  6. 犬矢来の画像

    6犬矢来(いぬやらい)

    雨の跳ね返りから家の壁を保護するように巡らされた、竹製の囲いのこと。しなやかな曲線美が特徴です。

京格子の種類

京格子の種類

京町屋の格子は種類が豊富で、独特の街並みを形成してきました。格子の構造分類として、出格子(台格子・釣格子)、平格子があり、形状は親子格子、切子格子。板子格子、細目格子、目板格子があります。それぞれの格子は、その形や様式によってその店の職業を表していました。

  1. 麩屋格子

    麩屋格子

    麩・湯葉・豆腐などの水を使う店に用いられました。濡れても大丈夫なように障子には油紙が使われています。

  2. 糸屋格子

    糸屋格子

    採光に適した格子の構造をしており、色物を扱う糸屋・紐屋・呉服屋などの繊維関係の店に用いられました。

  3. 酒屋格子

    酒屋格子

    台格子造りの頑強な造りの格子。選び抜かれた角材を使い、紅殻(べんがら)の塗りがほどこされています。

  4. 炭屋格子

    炭屋格子

    炭や薪を扱う店に用いられる炭の粉が周りに飛び散るのを防ぐため、格子の開きを狭くした造りとなっています。

  5. 仕舞屋格子

    仕舞屋格子

    商いをしていない一般的の町家によく見られる出格子1本1本の竪子は細くその間隔は狭いものもあれば広いものもあります。

内から見る京町家の特徴

京町家の特徴を説明する内観

  1. 1店の間

    通りに面した部屋で、商談の場や職人の作業場として使用されます。公的な場であるため、質素な造りが特徴です。

  2. 2台所の間・走り庭

    炊事場の向かいにあり、身内が出入りするダイニング兼リビング。走り庭には「おくどさん」があり「火袋」といって熱がこもらないような造りになっています。

  3. 3通り庭

    土間の部分を表の通りより見世庭、玄関庭、走り庭、裏庭と分節と連なり、全体を総称して「通り庭」と呼びます。

  4. 奥の間の画像

    4奥の間

    一番奥にある、格式の高い座敷。書院造りが多く、大切な客をもてなす接待の場として使われていたため、床の間や天井などに住む人の好みやセンスが表れています。

  5. 坪庭の画像

    5坪庭

    建物の奥や中ほどに設けられた一坪程度の庭。奥行きのある京町家に光を取り入れ、屋内の風通しを良くする役割も持っています。

京都で賃貸マンションをお探しのお客様へ

最近、住居としても注目を集めている、京都らしい情緒をもつ京町家。京都の歴史や文化を満喫できる京町家は特に京都府外の方にとってあこがれとなっています。住居以外にも、京町家を改装して、お洒落なカフェや雑貨店として京町屋として人気のお店が増えています。最近では昔ながらの京町家をリノベーションした再生京町家も増えてきています。アパマンショップ京都では、京都の京町家を集めました。京町家を簡単に検索していただけます。ぜひご活用ください!

京都の京町家賃貸物件 Q&A

  • q.京町家で暮らすメリットは

    a.

    洗練された和の設えに様々な機能美が隠されていることが、京町家のメリットの1つです。軒下や庇から突き出ている出格子は、採光や通風、視線避けに役立ちます。また、かつては格子の種類によって職業を見分けることもできました。犬矢来は、雨などの水跳ねによって壁が汚れることを防ぎます。京町家の塗料として使われるべんがらには防虫効果があります。

  • q.京町家のデメリットは?

    a.

    高京町家は木、竹、土といった自然素材が材料となります。
    古い木造住宅という事もあり仕方ありませんが、一般的な住宅に比べ耐火性、耐震性、防音性の面で不安があります。

  • q.京町家の賃貸を探すコツは?

    a.

    残念ながら、京町家は近年減少傾向です。老朽化により倒壊の危険性があることから、取り壊しが進んでいる状況です。
    京都市では、そのような取り壊し危機にある京町家を保全・再生するために、平成29年に「京都市京町家の保全及び継承に関する条例」を定めました。
    しかし、京町家賃貸の物件数は多い方ではありません。
    まずはインターネットで「京町家 賃貸」などと検索し、京町家の取り扱いがある不動産屋をピックアップし、根気よく探しましょう。

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