賃貸物件の選び方と失敗しないためのポイントも解説!
賃貸物件探しにおいて、選び方がわからない、失敗しないコツを知りたいという方がいるかと思います。
本記事では設備や周辺環境に分けた選ぶポイントと失敗例からみる失敗しないポイントについてご紹介してまいります。
目次
賃貸物件選びのポイント
賃貸物件選びのポイントを設備・物件と周辺環境に分けてリストアップしました。
ポイントそれぞれについての詳細と併せて参考にしてください。
賃貸物件の選び方 ~設備・物件~
賃貸物件選びのポイントの中でも、設備や物件としては以下のようなものがあります。
- 設備が揃っている
- 2階以上
- 1階が飲食店ではない
- 宅配ボックス
- ベランダがある
- 部屋の配置や広さ
- 築年数
これらのポイントを選ぶ際の基準にすることがありますが、全てのポイントがご自身に当てはまるのかはよく考えましょう。
こういった物件は人気なので、気にならない方はあえてこのような条件を外すことで、相場よりも費用を抑えることもできるでしょう。
設備が揃っている
事前に自分の生活スタイルで必要な設備が何なのかは把握しておかなければ、後から設置することができない場合もありますので注意が必要です。
必要な設備、あるとうれしいけど妥協はできる設備といった形で優先順位を付けておくことで、お部屋選びの際に迷うことが少なくなります。
代表的な設備としては以下のようなものがあります
- 風呂・トイレ別
- 浴室乾燥機
- 追い焚き機能
- 温水洗浄便座
- 広いキッチンスペース
- コンロの数やIHなのか
- 独立洗面台
- 収納スペース
- ウォークインクローゼット
- カウンターキッチン
2階以上
2階以上は風通しや日当たりがよく、防犯性も高いことから人気ですが、1階に比べると少し家賃を高く設定していることが多いです。
とは言え、1階にも良いところはあります。
下に住人がいないので、生活音への気配りが少なくて済みますし、階段やエレベーターに乗る時間もないため、出入りが容易です。
むしろ1階の方が良いという方は少しお得に感じることもあるかもしれません。
1階が飲食店ではない
飲食店は食品を扱っていることから生ごみが発生することもあり、虫が出やすくなりますので、虫が苦手な方は避けましょう。
宅配ボックス
居住者のかわりに対面せずに宅配物を受け取ることができる宅配ボックスを共有部分に設置している賃貸物件も増えてきています。
配達時間を気にせず出かけることができたり、防犯にもなったりするというメリットがあります。
ベランダがある
中にはベランダやバルコニーのない物件もあり、洗濯物を外に干せなくなることがあります。
乾燥機能がある洗濯機を使用する場合は必須ではないかもしれません。
部屋の配置や広さ
部屋の配置や広さは生活スタイルによって様々です。
間取り図を事前に確認しておき、柱や梁が無いか、許容できるところにあるかを内覧時に確認しておくようにしましょう。
築年数
部屋がきれいな方が良いなどの理由から築年数の浅い賃貸物件は人気ですが、その分家賃は高くなります。
古い賃貸物件の中には、リノベーションできれいに住みやすい部屋になっていることもありますので、新築では予算が合わないという方は選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。
賃貸物件の選び方 ~周辺環境~
続いて、周辺環境のポイントとして選ばれやすいのが以下のようなものになります。
- 最寄り駅から近い
- アクセスが良好
- スーパーなどが近くにある
- 大通りに面していない
最寄り駅から近い
駅から近い賃貸物件は特に人気でいろいろと便利ではありますが、人通りが多く、夜遅くまで話し声が聞こえることもあります。
静かな環境で過ごしたい方は駅から徒歩10分程度離れたところを検討するのもいいでしょう。
駅の駐輪場を借りても良いという方は、自転車での移動となりますのでもう少し広げても良いかもしれません。
アクセスが良好
職場や学校へのアクセスのしやすさは重要です。
駅近物件に住んだとしても乗り換えが多かったり、目的の駅までが遠かったりするとストレスを感じてしまいます。
家から駅までが少し遠くても、職場の最寄り駅から数駅で着けたり、乗り換え無しで着けたりするのであれば、通勤や通学の時間を省略することができます。
スーパーなどが近くにある
近くに買い物ができるスーパーやコンビニがあると便利です。
しかし、必ず近くにないといけないという訳ではなく、駅から家までのルートにあれば十分という方もいるでしょう。
大通りに面していない
大通りに面していると人や車の通行が多いため、音や排気ガスが気になってしまうことがありますので、静かな環境が良いという方は、信号の少ない道路沿いなどを選びましょう。
しかし、住宅街と比べて大通りには店が多く立ち並んでいるため、音や排気ガスの気にならない方にはおすすめです。
賃貸物件選びを成功させるポイント
賃貸物件の選び方を成功させるには、いくつかの重要なポイントがあります。
以下の5つのポイントについて紹介します。
- 譲れないポイントを決める
- 妥協して物件を選ばない
- 失敗例から学ぶ
- 適切な家賃設定を行う
- ライフプランも考慮する
譲れないポイントを決める
賃貸物件の選び方で最も重要なのは、自分にとって譲れないポイントを明確にすることです。これは、物件探しの効率を上げ、後悔のない選択につながります。
なぜ譲れないポイントを決めることが大切なのでしょうか。それは、賃貸物件には様々な特徴があり、すべての条件を満たす完璧な物件を見つけるのは難しいからです。
自分にとって本当に重要な点を明確にすることで、物件選びの優先順位が決まり、効率的に探すことができます。
譲れないポイントを決めることで、賃貸物件の選び方がより明確になり、満足度の高い物件選びにつながります。
自分にとって本当に大切なものは何か、よく考えて決めていきましょう。
妥協して物件を選ばない
賃貸物件の選び方で重要なのは、妥協せずに理想の物件を見つけることです。妥協して選んでしまうと、後悔する可能性が高くなります。
なぜ妥協せずに選ぶべきなのでしょうか。それは、賃貸契約は通常2年間という長期にわたるからです。不満のある物件で2年間過ごすことは、精神的にも経済的にも大きな負担となります。
結論として、賃貸物件選びでは妥協せずに、自分の優先順位に従って慎重に選ぶことが大切です。
時間がかかっても、理想の物件を見つけることで、快適な生活を送ることができます。
失敗例から学ぶ
賃貸物件の選び方で失敗しないためには、過去の失敗例から学ぶことが大切です。他の人の経験を参考にすることで、自分の物件選びをより良いものにできるでしょう。
よくある物件探しの失敗例に関してはこれ以降で解説しますので、ぜひ参考にしてください。
適切な家賃設定を行う
適切な家賃設定は、賃貸物件の選び方において非常に重要なポイントです。理想的な家賃の目安は、手取り収入の25~30%程度とされています。
これは、生活に必要な他の支出とのバランスを考慮した数字です。
なぜ適切な家賃設定が大切なのでしょうか。それは、家賃が高すぎると生活に余裕がなくなり、逆に低すぎると希望の条件に合う物件を見つけるのが難しくなるからです。
適切な家賃設定は、快適な生活と家計のバランスを保つ鍵となります。
家賃設定について詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
家賃の目安はどれくらいがベスト?収入や生活費から逆算して計算しよう!
ライフプランも考慮する
賃貸物件の選び方において、ライフプランを考慮することは非常に重要です。なぜなら、住まいは生活の基盤であり、将来の計画に大きな影響を与えるからです。
ライフプランを考慮する理由は、主に以下の点にあります。
- 長期的な視点での物件選び
- 将来の変化に対応できる柔軟性
- 経済的な負担の最適化
このように、ライフプランを考慮して賃貸物件を選ぶことで、長期的に快適な生活を送ることができます。
また、将来の引っ越しや住み替えのリスクも軽減できるため、時間とコストの節約にもつながります。
賃貸物件選びの失敗パターンから見るポイント
賃貸物件選びの失敗事例をご紹介していきます。
失敗パターンごとに回避ポイントも解説していきますので、賃貸物件選びの参考にしてください。
失敗パターン ~騒音関係~
失敗事例の中でもよくあるのが騒音関係です。
駅近の賃貸物件で立地は良いが、その分遅くまで人の声が聞こえてくる
周辺環境のポイントでお伝えしたように、駅近にこだわらなくても通勤や通学時間がトータルで変わらないように、路線を考えて賃貸物件を探すようにしましょう。
となりの部屋の生活音が聞こえてくる
隣人問題でもありますが、壁が薄いこともひとつの要因かもしれません。
鉄筋コンクリート(RC)や鉄骨コンクリート(SRC)といった素材を使用している建物は防音性が高いので、選ぶ際のポイントとしておさえておいても良いでしょう。
失敗パターン ~低価格重視で立地が良くない~
家賃をできる限り安くしたいと思い、立地を気にせず決めてしまうと陥る失敗パターンです。
周辺施設がそろっておらず、買い物が大変
家の近くにスーパーやコンビニがなく、飲食店も駅付近まで行かないと無いということがあります。
気になった物件と駅や周辺施設までのルートを確認しておくことも重要なポイントです。
通勤・通学に一苦労
駅までが遠かったり、職場や学校から遠かったりすると通勤・通学に一苦労します。
また、3駅利用可能といった物件もありますが、それぞれが思っていたよりも遠いこともあります。
我慢できると思っても、日々の小さな不満はストレスになるものですので、事前に距離感は確認しておきましょう。
失敗パターン ~物件に不満は無いが家賃が高い~
立地や設備が良く不満は無いが、家賃が高く生活を圧迫しているといった失敗事例もあります。
生活が圧迫されると不安になってしまいますので、収入の1/3を家賃の目安にするようにしましょう。
また、似た環境の人や家族に意見をもらうことも失敗しないコツのひとつです。
まとめ
賃貸物件選びのポイントと失敗パターンから見るポイントについてご紹介してまいりました。
こちらの記事でご紹介したポイントは、賃貸情報サイトや不動産での賃貸物件探しの絞り込む際にもお役に立つかと思います。
また、必要では無いと感じたポイントは外していくことで、家賃相場が安くなることもありますので、ご自身の生活スタイルと照らし合わて決めていきましょう。